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漫画「イノサン」の話

 

 

18世紀のフランスを舞台に、実在した死刑執行人一族の跡取り・シャルルを主人公にして描かれる漫画が、この「イノサン」です。

 

作者は「孤高の人」で知られる坂本眞一先生。

彼の描く絵はもう、一言じゃ言い表せないほど……いや、言い表せます。めちゃくちゃ上手いです。これに尽きる。

 

大まかなあらすじ

 

舞台は18世紀フランス。

死刑執行人一族サンソンの三代目当主・バチストの長男であるシャルルは、次期当主となる自身の未来を呪いながら生きていました。

 

彼は14歳の頃から体調の優れないバチストの名代として初めての処刑を行います。

 

うん、ここまで読んだら大体分かると思いますが、ちょっとグロテスクな描写があります。

 

あんまりネタバレ的なことは書きたくないので、とりあえずここまでで切り上げます_(:з」∠)_

 

 

感想

 

単純に、めっちゃ絵ぇ綺麗やん!っていう感想がありましたね。

 

背景の力の入りようも勿論のこと、人物が本当に上手い。というか綺麗。いやもう美しい。

 

シャルルの、黒く艶のある長髪に綺麗に通る鼻筋、そして涼し気な目元が、細部まで細かく書き込まれています。

 

特に唇の描写が美しいです。ものっそい細かく描き込まれてる。

 

 

処刑人と言ったら国王直属で動いていますので、結構お金持ちだったんです。

でも実際の身分は最下層。貴族?そんなわけない。

しかも処刑人という仕事柄か、多くの人々に忌み嫌われていて、ただ街を歩いただけで糞尿を欠けられたりと、散々ですね。

 

本人達は国王から頂いた役目を果たしているので、処刑人であることに誇りを持っている人が多かったです。

主人公シャルルの父もそうでしたが、シャルル自身は恥じていました。

 

一度は処刑人になりたくない一心で修道士になろうとしますが、父にそれを宣言しに夜に両親の寝室に向かいますが、なんと二人は子作りの真っ最中。そら夜やしなあ。

 

そのときに、父が「シャルルは役に立たんから、今のうちにはよう跡継ぎ候補いっぱい作るべ」的なこと言ってまして、シャルルはそれをバネに「やったるわボケえ」って奮起して、以降処刑人として頑張る様になりました。

セリフは実際こんなアホみたいな言い回しじゃないよ。

 

 

そして何より、この漫画においてかなりの注目度を誇るキャラクターがいます。

うん、シャルルじゃないんです。むしろ主役を丸呑みしちゃう勢いで人気のあるキャラクターです。

 

シャルルの異母妹・マリー=ジョセフです。

 

彼女が活躍しだすのは「イノサン」シリーズの中盤程からなのですが、もうなんだ、兄貴が霞むレベルでギラっギラに輝いてます。

読者の中でも彼女は大人気で、コスプレ画像なんかも結構あったりします。

 

 

なんだか話がごちゃごちゃになりつつありますが、とにかく、

 

・絵が綺麗

・マリー=ジョセフがとにかくものすげぇすごい(語彙力)

 

この二つですね。うん。

 

あ、あとこれは大して注目度の高いことではないのですが、漫画によくある「ドンッ!」とか「シャキィィン」みたいな、いわゆるオノマトペが一切ないのも地味にすごい。

 

 

ってことで、今日はなんだか眠たいのでこれで失礼します_(:з」∠)_

 

最後までちゃんと書けなくて申し訳ない……

 

とにかく、この漫画私大好きです!

もっと色んな人に読んでほしいです!