「光の旅人 K-PAX」という映画は心を刺激する
誰しも「今まで見た映画の中で、これを越すものはない」と思える映画があるのではないでしょうか。少なくとも私はそうです。
私の場合、好きな映画は沢山あり、人に教えたい・見てもらいたいものも、沢山あります。
その中でもダントツに「これは切ない!」と感じる映画が、今回紹介するこちら。
ケビン・スペイシー主演の映画、「光の旅人 K-PAX」です。2001年公開。原作はジーン・ブリューワーの小説。
あらすじ
アメリカ合衆国のニューヨークの駅にて、不審な男性が保護されます。
プロートと名乗る彼は「宇宙にある星、K-PAXから来た」と語り、周りを困惑させます。
主演はケビン・スペイシー演じるプロートとなっていますが、物語の視点人物はプロートが送られる心療内科の医師であるマーク・パウエル博士。
彼はプロートから聞かされるK-PAXの話に、「これはただの統合失調症の患者ではないのでは?」と興味を持ちます。
はっきり言ってプロートの話は設定がしっかりしており、面白いのです。本当に宇宙人なのかもしれませんね。
しかしながらどう見ても地球の人間と同じような見てくれなので、パウエルをはじめとする周りの人間は彼を精神疾患を持つ患者として、心療内科に入院させます。
プロートは礼儀正しく、話口調も理路整然としており、しかも不思議なK-PAXの話で楽しませてくれるので、すぐに入院患者の中でも人気者になります。
人気者ですが、常に周りに人がいるようなものではなく、どちらかというとみんなから厚い信頼を持たれている、孤高の存在って感じ。
さらに、パウエルが治療できずに匙を投げかけていた患者達が、プロートのおかげでみるみる快方に向かっていくのです。
果たして彼は本当に異星人なのか?
それともただの精神疾患者なのか?
みどころ
アンジェリーナ・ジョリーが最高の魅力を全世界に見せつけたあの「17歳のカルテ」に、ちょっと通ずるものがあるな、と最初は感じました。
まあ、舞台のほとんどが心療内科の病棟だったりするからね。
しかしながらプロートは大人ですし、更に言うとかなり聡明です。
パウエルが治せなかった患者を快方に向かわせたのは、彼の希望に溢れたK-PAXの話と、
何より患者達のそれぞれをよく理解し、彼ら自身の力で前に進めるように上手く誘導したプロートの手腕ですね。
めちゃくちゃ頭が良くても、協調性や優しさに欠けていたらダメなんですよねこういうの。でも、プロートにはそれがちゃんとある。
ぶっちゃけ恋人とかお父さんにこういう人いたら、結構幸せだなって思う。
そして、これはほんとラストまで最高のストーリーなんですよ。
おっとさすがにネタバレはできない。見てもらわないとうひひ←
さて、この作品を一言で語ると、めちゃくちゃ胸が苦しくなるけどめちゃくちゃ感動する。
少なくとも私には衝撃的すぎて1晩寝れなかったです(笑)
是非見てくださいよ。
ぜひ、是非見てくださいよーーー!
(`・ω・´)ノ じゃっ